1964-06-04 第46回国会 衆議院 内閣委員会 第41号
私がそういうことを申し上げるのは、とにかく民族の繁栄は、何といっても行政府が推進力ですから、ここに倦怠があったり、あるいは国民の不信を買うものがあれば、これはもう民族の廃頽を招く一大根拠をなすものでございますから、公務員の給与というものは、われわれは一般民間平均ベースよりは水準的にも高いところに置いて、そして老後も安定した生活ができる、自分の子供の教育もできるのだというように一生を奉仕するという態勢
私がそういうことを申し上げるのは、とにかく民族の繁栄は、何といっても行政府が推進力ですから、ここに倦怠があったり、あるいは国民の不信を買うものがあれば、これはもう民族の廃頽を招く一大根拠をなすものでございますから、公務員の給与というものは、われわれは一般民間平均ベースよりは水準的にも高いところに置いて、そして老後も安定した生活ができる、自分の子供の教育もできるのだというように一生を奉仕するという態勢
これが権力にこびたり、あるいはそういう者には手を出すことができない、弱い者だけをいじめていくような方向に向いたときには、その国は廃頽してしまう、民族の廃頽が起こるわけです。私は、いまにして十分決意を新たにして、この国民の非難にこたえるという態度をとってもらいたい。具体的なことは何も私は申し上げません。国を憂慮するために申し上げておる。
○吉田(賢)委員 これは誤解をせられておるのかもわかりませんが、個人個人が、たとえば三人、五人を使用いたしまして零細企業をやっているものが数百あり、そしてそれが何百になって、日本の重要な産業の一部を担当しているような現実具体的な問題があるのですから、そういうような方面の新しい企業の廃頽的な斜陽的な頽勢を盛り返して振興せしむるというには、住宅対策が一つの大きな問題点ではないか。
○柏村政府委員 これは麻薬犯罪ばかりでなしに、戦後の廃頽した風潮、虚無的な態度というものが基底にあると私は思うのであります。その理由は一体どこにあるのかということになれば、これはまたいろいろあるかと思いますが、一口に申せば私はやはりそういうところにある。
それからこうした世間のいろいろな廃頽的な問題に対しましては、私は道徳教育、子供に徳をしいて以前に道といいますか、道をそこに立てる必要があると思う。
○清澤俊英君 いや、実際問題としては、さっき申しますとおり、性能が落ちて、この検査によってレッテルを張られるようなものは、おのずから現実の商業性においては、もう廃頽して大したものではないと思うのです。
これに対して国内に保護政策を立てなければ廃頽していくのは農民である。その農民のうちでさらに最下位にある開拓民に対して、そういう高い金利ということは、農林大臣のいう農民に対する保護政策と、農林省が立案したこうした保証制度とは矛盾するのじゃないかと思うのですが、政務次官はどうお考えになりますか。きょうは大臣お見えにならないから、政務次官に一応……、矛盾するようなことはやらないほうがいいと思う。
私は警察行政が今日より以上――今日が必ずしも悪いとは言いませんが、今日以上警察行政が廃頽していったならば、日本の治安というものはたよりないと思いますよ。少なくとも警察だけは両度の責任性を考えられて、そうして国民に対しても、下僚に対しても、国家権力の作用と言われているほど大きな権力を持っておる首脳者でありますから、従ってこういう大きな事件が起こるならばその責任を当然感ずべきである。
そこで法律だけを論じておったのでは、道義が廃頽してしまったのでは、政治はやれないと思う。従って、私どもが総理にたださなければなりませんのは、結局法律を越えた道義上の責任がどういう形であるかということを聞いておるのでありまして、それについて今もお話がありましたし、午前中にもお話がございましたが、山崎さんは国家公安委員長でございます。
もう一つは、あまり言いたくありませんが、これからくるいわゆる廃頽的な気分かありはしないか、こういうふうに考えます。これについてどういうふうに考えているか。とにかく職務に対する熱意の喪失はおおうべくもない事実だと私は見てきた。 それから、今までの例も、先ほど言ったように、これはたくさんな例がございます。一ノ島灯台付近の遭難事故は数限りなくある。
○神近委員 私は一度だけ深夜喫茶の実態を見せていただいたことがあるのですけれども、今三田村委員からるるお話があったように、深夜喫茶は、私どもから見ますと、廃頽的な状態でしてあの環境の中に入ってあそこの雰囲気にとらわれた場合に、とてもあそこから抜け出るということはよほど強い意思がなければできないと思うのです。
(「その通り」と呼ぶ者あり)しかも、その戦争の結果まことに廃頽たる、あわれな廃墟となった日本が、手も足も全部もぎ取られたような、領土を失ったその日本が、七年間の占領政策に引きずられながらも、わずか独立して五、六年の間に、世界の人が驚くいうなきようのりっぱな復興を遂げましたのは、苦難に負けず、その中に耐えてきた長き精神訓練といいますか、道徳訓練の、その蓄積されたる力であって、むしろこれが日本を復興せしめた
○唐澤国務大臣 これは私がお答えするにはあまりに大きな問題と考えるのでございますが、これは私以上もうすでに吉田委員において御承知のことと思うのでございまするが、いつも言いならわされておりますことは、やはり戦争を契機といたしまして国民の道義が廃頽したというようなことも一つの大きな原因でございましょう。それからまた経済環境ということもございましょう。
ことに道義廃頽などのことを考えてみまするならば、精神的な弛緩が、この憲法問題をかれこれ言うことによって現われてきたのではなかろうかと思いますので、どうしても道義の高揚、粛正、汚職、疑獄の根本的な芟除等を考えて、緊張した気持で一新していくためには、所信表明で青年に呼びかける演説をせられましたが、国民全体の道義心を振い興し、真に正義を愛し、平和を愛し、民主主義こそは日本の政治の根幹であるということを現わすためには
○岩間正男君 どうも私の質問しているところとだいぶ食い違っているんですが、私は制度そのものの中にああいう廃頽を起す原因があるんじゃないか、そういうふうにお話をしたのですが、局長さんは制度は非常に完全なものでりっぱなものだ。しかし運用の人間に要を得ないからということを言われたけれども、完全なら改正する必要はないんです。第一に、不完全でしょう。不完全だ。
戦後、人心の廃頽が著しかったのが、近来国力の進展と社会秩序の正常化に伴って、国民的自覚と社会正義の観念が漸次高まりつつあり、国民の自覚による新生活運動が全国的に展開されてきておりますが、この国民の自発的な運動に対し、政府の持つ協力と熱意の程度を示されたいのであります。
(拍手) 終戦後の混乱による道義の廃頽と、占領軍の駐屯と、生活の困窮等の事情により、売春婦はいわゆる赤線、青線、街娼の数を含めて五十万を数えるほどに至り、これらの人々の各方面に及ぼす影響は、すでに重大な社会問題となり、これが取締り防止法の制定は、国民のひとしく熱望するところであります。
私が立正交成会につきまして承知をいたしました動機は、大体私も日蓮主義を信奉する一人でございますので、戦後国民の道義が非常に廃頽いたしまして、このままではわれわれもほうっておけない、何とかこの再建をはからなければならない際に当りまして根本的に道義の再建をはかるには、やはりどうしても宗教的な信仰を基礎にしてはからなければならぬという考えを持ちました。
そんな廃頽した気分があるのです。あれは売春になれば、すぐ子供四人養える。それを禁止するなら、あなた引き受けてくれるか、引き受けましょうと言いましたら首を垂れるですね。だからそこへいくと、一体あまり形式的なことをやり過ぎるから、もうその中へ手を入れよう、こう私は思っておるのです。
なぜ今までこの方面の社会運動が行われなかったか、その点におきまして、私は一昨日でございましたか、ここでお述べしたように、ドイツの敗戦後における廃頽した実情と、日本が敗戦した後におけるパンパンの激増によって、この方面が非常に乱れて来たという方面と同じでございますが、ドイツはやはりぴりっとやることができました。今業者が昨年までの状況とは違って、私らのところへ陳情にこなくなった。
そうして全く廃頽し去った性道徳というものに活を入れなければいかぬ。この観点から立たなければ日本の新しい売春法というものは無意味だ。こう解したのでございます。従って今までの協議会において御苦心下すったことはよくわかるけれども、あまり固くなり過ぎて、売春の実態から離れていやせぬ。かだからもう少し売春の実態を知ったお方に中へ入っていただく。そうして対策を講じていただく。
どうしても日本の風紀を、戦後廃頽した性道徳を、私はここへ手を入れなければいかぬ。それで私は、役所の人々にこのことをほんとうに打ちあけて、みんなが私の心持ちを批判してくれて、そして売春問題を逃げないで、だれがどんな陳情しようが反対しようが解決に努めてくれ、頭を下げて頼んでおります。そうして努力しております。